夕方忙しすぎるお母さん必見!下味冷凍のメリットとコツ、おすすめレシピを紹介

下味冷凍すすめ_アイキャッチ 家事
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暑いですね…。

最近は毎日気温が35度を超えてますよね。
昼間の暑さで夕方になるともうバテバテです。

そんな私が夕方いかに台所に立つ時間を減らすか考えた末に辿り着いたのが今回ご紹介する「1ヶ月分の夕食を下味冷凍する方法」です。

「仕事から帰って夕食の準備するのがツラい!」「夕方忙しすぎてついイライラしてしまう!」というお母さんたちにはぜひ参考にしてみて下さい(^^)

この記事の要約

・下味冷凍のメリット
・美味しく下味冷凍するためのコツ
・具材別おすすめ下味冷凍レシピ

下味冷凍とは

下味冷凍とは、具材と調味料を混ぜ合わせた状態(下味をつけた状態)で冷凍保存しておくことです。
食べるときは、解凍して焼くだけなので、すぐできます。
調理器具も汚れません。
このため、働くお母さんや忙しい主婦の間で密かに流行っている方法です。
一度に下味冷凍する量は人それぞれですが、私のおすすめは「1ヶ月分まとめて下味冷凍」です。

1ヶ月分を下味冷凍のメリット

私は下味冷凍を始めて3ヶ月になりますが、これはまだまだ続けられそうです。

(基本、三日坊主なので何かを続けられるのは珍しいです。)

下味冷凍を使っているのは主に夕食のメイン1品と副菜1品のみです。
昼食は毎回作っています。

我が家の下味冷凍の手順はこんな感じです↓
① 月初の土日に夫と一緒にメガドンキへ買い出し(半日)
②食材を下味冷凍する(ほぼ1日)

ご飯の準備が格段に楽になる

下味冷凍の一番のメリットはなんといっても、普段のご飯の準備が格段に楽になることです。

朝、食べたいものを冷凍庫から冷蔵庫に移して、夕食前に焼くだけなので、30分ほどで完成します。

しかも、焼いている間は焦げないように時々混ぜるだけでいいので、下味冷凍を焼きつつ、味噌汁など他の料理ができるのも魅力です。

献立を考えるのが楽になる

朝から「今日の夕食献立何にしよう」と考えている人は多いのではないでしょうか?

下味冷凍なら、最初から在庫が決まっているので、その中から選ぶだけで献立が決まります。

我が家では、夕食を私が作ってしまった後で、夫から「今日はそういうの食べたい気分じゃない」と言われて喧嘩になることが多かったのですが、朝一緒に下味冷凍を選ぶことで喧嘩を減らすことができました。

食費の節約に繋がる

下味冷凍が節約に繋がる理由は主に2つです。

1つは、下味冷凍の材料をスーパーの特売日に合わせて一気に調達すれば、食費の大幅な節約になるからです。

普通なら食べ切る前に傷んでしまうような量でも、冷凍してしまえば問題ありません。

もう1つは、朝下味冷凍を冷蔵庫に移しておくことにより、突発的な外食を減らすことができるからです。

なんとなく夕食を作る気力がなかったり、テレビのCMに触発されて、急に外食したくなることってありませんか…?私は結構よくあります。

そんな時、下味冷凍を解凍していると「いや、今日はもう解凍してしまっているから家で食べよう」となり、欲望を抑えることができます。

下味冷凍する際の注意点と、美味しく冷凍するコツ

よく食材を冷凍すると味が落ちると言われます。

しかし実際にやってみた感想としては、やり方を注意すれば、さほどの味落ちは感じませんでした。

また、下味冷凍は長くて1ヶ月間保存することになるので、衛生的な危機管理という意味でも、下味冷凍のコツをしっかり押さえておくのが大切です。

保存袋は使い捨てジップロックがおすすめ

保存袋は衛生的観点から、使い捨てを使うのがおすすめです。

ちょっともったいない気はしますが、袋の内側についた肉などの油はなかなか洗剤でこすっても落とせません。

またジップロックの袋は洗った後干しておいただけでは、なかなか乾かないため、付着した水分から雑菌が繁殖しないか心配です。

香りの強い調味料を使うと、袋に匂いが残って味にも影響が出てしまいます。
我が家ではMサイズ30枚で200円ぐらいのジップロックを使っています。

保存袋には名前と下味冷凍した日付、使い方を書いておく

保存袋には料理の名前と下味冷凍した日付と、解凍後の手順があればそれも書いておくのがおすすめです。

袋ごしだと何を下味冷凍しているのか分からなくなってしまうので、料理名は必ず保存袋に書いておくのがおすすめです。

また下味冷凍したとはいえ、数ヶ月も冷凍庫に放置しておくのは衛生的に心配です。

我が家では1ヶ月ごとにほぼ同じ下味冷凍を作るため、いつ作ったか分かるように、下味冷凍した日付は必ず保存袋に書いています。

解凍後焼く前に何かしないといけない場合は、その手順を簡単に保存袋に書いておくと便利です。

我が家の場合は、揚げる直前に片栗粉をまぶす唐揚げや、下味冷凍とは別工程で卵に火を通す親子丼・他人丼の手順を保存袋に書いています。

冷蔵庫で解凍する

下味冷凍を美味しく食べるためには、冷蔵庫でしっかり解凍してから焼くのがポイントです。

特に肉系は凍ったまま焼こうとすると、火の通りにむらが出てしまうため、必ず解凍してから焼き始めるのがコツです。

常温解凍は、季節や部屋の状況によっては、解凍された部分から傷み始めてしまう可能性があるため、おすすめできません。

このため時間はかかりますが、下味冷凍は冷蔵庫で解凍するのがおすすめです。

なお冷蔵庫で解凍にかかる時間は、下味冷凍の内容にもよりますが、大体6〜8時間です。

具材別おすすめ下味冷凍レシピ3選

豚肉

我が家は、豚肉は安く手に入る豚こま切れ肉か、豚バラ薄切り肉を使っています。

我が家ではおよそ1kg=1000円ぐらいで入手しています。

第3位:豚の生姜焼き

<具材>
豚肉:150g
玉ねぎ:1/2個

<調味料>
醤油:大さじ2
砂糖:小さじ2
酒:大さじ1
生姜すりおろし:大さじ1
薄力粉:大さじ2

<下味冷凍の作り方>
・玉ねぎを好みの大きさに切る(我が家は少し厚めのスライス)
・全ての具材と調味料を保存用ジップロックに入れる
・袋の上から揉んで、調味料が全体に行き渡るようにする

第2位:焼肉のたれ漬け

<具材>
豚肉:80g
にんじん:1/2本
にら:1.5束

<調味料>
焼き肉のたれ:大さじ4.5

<下味冷凍の作り方>
・にんじんとにらを食べやすい大きさに切る
・全ての具材と調味料を保存用ジップロックに入れる
・袋の上から揉んで、調味料が全体に行き渡るようにする

♪調味料が焼き肉のたれだけなので、下味冷凍するのも楽です!

<参考サイト>
https://ameblo.jp/bistromayumi/entry-12277789187.html

第1位:オイスターソース漬け

<具材(下味冷凍時)>
豚肉:150g
玉ねぎ:1/2個

<具材(食べる時)>
卵:2〜3個

<調味料>
醤油:大さじ1
砂糖:小さじ1
酒:大さじ1
オイスターソース:大さじ1

<下味冷凍の作り方>
・玉ねぎを好みの大きさに切る(我が家は少し厚めのスライス)
・全ての具材と調味料を保存用ジップロックに入れる
・袋の上から揉んで、調味料が全体に行き渡るようにする

<食べる時のポイント>
・下味冷凍に火が通ったら、火をつけたまま、卵を落として10秒混ぜる

<参考サイト>
https://ameblo.jp/bistromayumi/entry-12290422180.html

鶏肉

我が家では、鶏モモ肉を使って下味冷凍を作っています。
唐揚げ用に最初からカットされているタイプが使いやすくておすすめです。
鶏モモ肉1枚は大体200gぐらいを想定しています。

第3位:親子丼

<具材>
鶏モモ肉:1枚
玉ねぎ:1個

<調味料>
酒:小さじ2
みりん:小さじ4
醤油:小さじ4
砂糖:小さじ2
類状出汁:小さじ1/3

<下味冷凍の作り方>
・鶏モモ肉を一口サイズにカットする(最初からカットされている場合は省略)
・玉ねぎをスライスする(我が家では少し厚めに切ります)
・全ての具材と調味料を保存用ジップロックに入れる
・袋の上から揉んで、調味料が全体に行き渡るようにする

<参考サイト>
https://tokubai.co.jp/news/articles/2383

第2位:タンドリーチキン

<具材>
鶏モモ肉:1枚

<調味料>
醤油:大さじ1
砂糖:小さじ1.5
ケチャップ:大さじ2
すりおろし生姜:小さじ1
すりおろしにんにく:小さじ1
ヨーグルト:大さじ3
カレー粉:大さじ2
ケイジャン(あれば):適当

<下味冷凍の作り方>
・鶏モモ肉を一口サイズにカットする(最初からカットされている場合は省略)
・全ての具材と調味料を保存用ジップロックに入れる
・袋の上から揉んで、調味料が全体に行き渡るようにする

第1位:ナンプラー唐揚げ

下味冷凍を解凍した後揚げる工程があるため少々手間はかかりますが、とても美味しいので、我が家では人気ナンバーワンの下味冷凍料理です。
二度揚げすることによって、外はパリッと、中はジューシーにすることができます。

<具材>
鶏モモ肉:1枚

<調味料>
すりおろし生姜:大さじ1
すりおろしにんにく:小さじ1
ナンプラー:大さじ1
うまみ調味料:4振り

<下味冷凍の作り方>
・鶏モモ肉を一口サイズにカットする(最初からカットされている場合は省略)
・全ての具材と調味料を保存用ジップロックに入れる
・袋の上から揉んで、調味料が全体に行き渡るようにする

<食べる前の準備>
・下味冷凍をしっかり解凍後、ジップロックに片栗粉を大さじ2〜3入れる(鶏肉全体にまぶせるぐらい)
・油を140〜160℃に熱し、鶏肉の表面が白くなるまで揚げる(2〜3分)
・鶏肉の表面が白くなったら、一度皿に移して、冷ます
・再び油を熱し、180℃ぐらいになったら、皿に移していた鶏肉揚げる(5〜6分)
※ 鶏肉の中までしっかり火が通るように

野菜

野菜の下味冷凍は、我が家ではメインではなく副菜として使うことが多いです。
定番は肉の下味冷凍1品と野菜の下味冷凍1品とご飯(とお味噌汁)です。こうすることでバランスよく栄養が摂れたような気分になれます笑。

また、どうしても外食をテイクアウトしてしまった時など、野菜不足で不安になった時にも重宝しています。

第3位:野菜スープの素

上で書いたように、下味冷凍は解凍してから使うのが鉄則ですが、例外もあります。
それが野菜スープの素です。
野菜スープの素は解凍せずに冷凍のまま使うことができます。
なので、我が家では「あれ?今日野菜全然食べてなくね?」となった時にすぐ補給できる野菜として重宝しています。

<具材(下味冷凍)>
黄パプリカ:1/2個
玉ねぎ:1/4個
赤パプリカ:1/2個
にんじん:1/2本
さやいんげん:12本

<具材(食べる時)>
水:適量
ローリエ:1枚
コンソメ:適当

<調味料>
塩:少々
こしょう:少々

<下味冷凍の作り方>
・全ての具材をみじん切りにして炒める
・ある程度火が通ったら、調味料を入れて味を整える
・火を止め、冷めるまで放置する
・冷めたら、保存用ジップロックに入れて冷凍する
※冷凍前の時点で美味しいと思えるぐらい、しっかり味付けしましょう

<食べる前の準備>
・ジップロックから必要な分量を凍ったまま取り出し、鍋に入れる
・水とローリエを鍋に入れ、強火にかけ、沸騰させる
・沸騰したら、弱火にして10分ほど煮込む
・最後にコンソメで味を調節する

第2位:青梗菜炒め

結構便利なのが野菜を切ったままの冷凍です。
もはや下味冷凍ではない気がしますが…そこは気にしない方向で。
普段の夕食準備から「野菜を洗って、切る」という工程を減らすだけでも随分楽になるんですよ。
下味冷凍を作るときは青梗菜炒めの予定で冷凍しますが、下味をつけていないので、急遽別の料理で青梗菜を使いたくなったときは転用できます。

<具材(下味冷凍)>
青梗菜:2株

<具材(食べる時)>
にんにく:1片
ごま油:大さじ1

<調味料(食べる時)>
塩:小さじ1/2
こしょう:少々
水:大さじ4
片栗粉:小さじ1

<下味冷凍の作り方>
・青梗菜を洗う
・青梗菜を茎と葉に切り分け、茎は6等分、葉は半分〜1/3に切る
・キッチンペーパーでよく水けを拭き取り、ジップロックに入れて冷凍する

<食べる前の準備>
・にんにくを5mm角に切る
・フライパンにごま油を中火で熱し、にんにくを炒める
・にんにくの香りが立ったら、青梗菜をフライパンに入れて2分焼く
・<調味料(食べる前)>を混ぜ合わせておく
・青梗菜の上下をひっくり返しながら、さらに30秒炒める
・フライパンの中央に<調味料(食べる前)>を注ぐ
・青梗菜の上下をひっくり返しながら、とろみが出るまで(約1分)炒める

第1位:カポナータ

カポナータとはイタリアの野菜煮込み料理だそうです。
我が家では「最近野菜食べてないなぁ」という時によく食べます。
夏野菜をふんだんに摂れるのが魅力です。
2位の青梗菜と同じく冷凍時点では下味を付けません。
なので非常時には下味冷凍セットを分解して、具材ごとに使うことができます。

<具材(下味冷凍)>
黄パプリカ:1個
玉ねぎ:1/2個
トマト:1個
ズッキーニ:1本
なす:1本

<具材(食べる時)>
にんにく:1片
ブラックオリーブ(あれば):10個

<調味料(食べる時)>
オリーブオイル:大さじ2
塩:少々
こしょう:少々
A
酢:大さじ1
砂糖:小さじ2
塩:小さじ1

<下味冷凍の作り方>
・なすを厚さ1cmの輪切りにして、水に5分ほど晒す
・パプリカを縦半分に切ってヘタとタネを取り、2cm角に切る
・玉ねぎを2cm角に切る
・ズッキーニを厚さ1cmの輪切りにする
・トマトのヘタをとって3cm角に切る
・パプリカ、玉ねぎ、ズッキーニの水けをキッチンペーパーでよく拭いて、保存用ジップロックに入れる
・トマトとなすをそれぞれ別のビニール袋に入れる
・トマトとナスの袋ごとパプリカ等のジップロックの中に入れて、冷凍する

<食べる前の準備>
・にんにくを縦半分に切って、芯を抜く
・鍋にオリーブオイルを敷き、薄い狐色になるまでにんにくを炒める(約2〜3分)
・ジップロック内のパプリカ、玉ねぎ、ズッキーニを鍋に加えて3〜4分炒める
・なすを加えて、1分炒める
・トマト、A、ブラックオリーブを加えて混ぜ合わせる
・表面を平らにし、蓋をして、弱火で10分煮る
・蓋を外して、5分煮る
・仕上げにオリーブオイル小さじ1(分量外)を回しかけ、塩こしょうで味付けする

おわりに

夕食を下味冷凍しておくと、夕方の時間をとても有意義に使えるようになります。

確かに下味冷凍を作るの大変ですが、1日の努力でその1ヶ月分の夕方の時間が買えると思えば、さほど苦にはならないかなーというのが2ヶ月やってみた私の感想です。

夕食の準備が忙しすぎてイライラしてしまう!という人は、1ヶ月の下味冷凍試してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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